セブ島支援
大規模火災地域の子供達へ

食料支援活動

いーふらん子ども食堂 緊急支援活動

セブ島支援
大規模火災地域の子供達へ

食料支援活動

いーふらん子ども食堂 緊急支援活動

セブ島の大規模火災に対する食料支援を行いました

2023年12月12日午後、フィリピンのセブ・マクタン島で火災が発生し、
甚大な被害がでました。 被災された皆さまには心よりお見舞いを申し上げます。

いーふらん子ども食堂では83回目を「大規模火災地域の子供達へ食料支援活動」として、
各被災地で配給を行い、子どもたちへ食料支援をいたしました。
以下はそのレポートになります。

2024年1月26日
バランガイ カリータにて

被災したばかりのため、今回は配給対象の幅を広げて5歳から18歳までの子どもを対象に配給させていただきました。
区役所の人のサポートや、あにゃずホームのスタッフなど、地域と他団体の協力の元、無事配給を終えられました。
被災地域に住む人々は、新しい地域で新しい生活を始めなければならない状況にあります。元の場所に戻れることは一生ありません。
子どもたちは配給後、すぐにバナナやジュースを口にして、必死に生きているんだと痛感させられました。

食事内容はカップラーメン、缶詰、バナナ、オレンジ、パウンドケーキ、クッキー、クラッカー、水、ジュース、牛乳です。

配給時の様子

2024年1月30日
バランガイ プソック及び被災地付近のシースラムにて

1ヶ月前に火災現場の視察で行った時は、かなりの人数の被災者が困窮していました。
特に、たくさんの子どもがいましたが、政府が住む場所の提供をして、全体で子どもが80人に減っていました。
少なからず、外で危険に晒される人数が減って嬉しく思います。
食品配給100人分のうち、80人分をバランガイ プソックで配布し、残りの20人分は近くのシースラムに行って、配給させていただきました。

食事内容はカップラーメン、缶詰、バナナ、りんご、パウンドケーキ、クッキー、クラッカー、ロリポップ、水、ジュース、牛乳、ミロです。

配給時の様子

2024年2月7日
バランガイ カリータにて

1ヶ月前に大規模の火災が発生し、路上生活を余儀なくされた被災者たち。
1月26日にもこの場所へ支援に行きましたが、その時は外でテント支給されて生活している人中心。今回は学校の一部を避難所として生活している人達を中心に配布しました。
校長先生も、頭を抱えていました。 ただでさえ子どもが多く、教育の場所が限られている小学校。被災地の人達ももちろん心配だけど、子ども達の教育の場が狭まり、また教育に遅れが出ないか心配していました。

食事内容はカップラーメン、缶詰、バナナ、ウエハウス、クッキー、マンゴーフロートのお菓子、ロリポップ、水、ジュース、飲むヨーグルトです。

配給時の様子

2024年2月13日
バランガイ サンバッグ IIにて

またもや、セブ島の中心で、大規模な火災が2週間前に発生。
今回は実際に被災者の人達がテンポラリー(一時的)で住ませてもらっている教会にも行かせてもらいました。 教会とはいえ、本当に雨風が凌げる程度でした。
あと1週間後には、そこも出ていかなきゃいけない。元の家があった場所は道路になるらしく、戻ることは許されないらしい。
政府が山へ代わりに住む場所を提供してくれるらしいが、子ども達は、元々の友達と別れることになってしまうから嫌だと言っていました。 山へ移動するとなると、大人の仕事もぐんと減ります。交通手段もありません。
次の日がバレンタインなので、甘いお菓子を多めに配布しました。被災で普段お菓子どころでは無い子ども達は大変喜んでいました。

食事内容はカップラーメン、缶詰、バナナ、ビスケット(大)、クッキー、ロリポップ、マシュマロ、チョコ、水、ジュース、チョコレートドリンク、ミルクです。

配給時の様子

2024年2月27日
バランガイ ドルホにて

近くで新たに火災が発生したため、この地域に配給を行いました。
区長始め、役所の方々がすごく積極的で、事前に番号を振ったチケットを配布してくれていました。また、一緒に進めてくれました。その協力のおかげで、ものすごくスムーズに配給することができました。

このスラム地区の子どもたちは、食べ物を受け取った後、受け取った瞬間に食べ始めていました。
しかし、教育の機会が十分でないからか、そのゴミをそこら辺にすぐポイ捨てしてしまう子どもが多くみられました。 ですが、私たちスタッフがゴミを手で拾っていると、区役所の方々が気づき一緒に拾ってくれました。
そして、子ども達も見よう見まねで自分が捨ててしまったゴミや、友達が捨てたゴミを拾っていました。

食事内容はカップラーメン、缶詰、バナナ、ビスケット(大)、クッキー、ロリポップ、マシュマロ、カップケーキ、水、ジュース、牛乳、ヤクルトです。

配給時の様子

2024年2月29日
バランガイ テヘロにて

新たに近くで火災が発生したため、この地域に配給を行いました。
当たり前のことですが、突然の出来事に言葉を失って喋れない子も何人か見受けられました。

配布している時にススだらけの子供が来ました。てっきり跡地で遊んでいたのかと思いましたが、自分の家が燃え果ててしまい、住んでいたところを片付けをしに戻っていてススだらけになったようです。
元の家にまだ兄弟がいるようなので、配給を2個渡しました。

食事内容はカップラーメン、缶詰、ミートローフ、バナナ、みかん、ビスケット(大)、ロリポップ、チョコバー、水、ジュース、牛乳(粉)です。

配給時の様子

セブ島で起きた火災現場写真

2024年2月にセブ島で起きた火災現場の写真です。
多くの人が火災により家や家財を失ってしまいました。
焼け落ちた家を建て直すために懸命に瓦礫を撤去する人々の姿がありました。

引き続き「いーふらん子ども食堂」は
セブ島に住む子どもたちへ、
栄養のある食事と笑顔を届ける支援活動を続けてまいります。

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