
第148回2025年7月の配給について

第148回「いーふらん子ども食堂」を2025年7月5日に開催しました。
今回はセブ市内、パシルのフィッシュマーケット近くにある造りかけになったままの屋内バスケットボールコートにてお弁当の配布を行いました。
フィリピンでは建設途中のまま放置された建物をよく見かけます。このバスケットボールコートも骨組みと屋根まで造ったところで建設が止まったようで「雨や太陽をしのげる場」と思った人達が簡易ベッドやテーブル、椅子など持ち込んで生活をしています。
ここに住む子どもや付近の子どもたちはとても貧しい子が多く、折れそうな程痩せ細ったお兄ちゃんが赤ちゃんを抱っこして来たり、上下なにも服を着ていない子、何日もシャワーを浴びれていないと思われる子どもも何人もいました。
親から命じられて麻薬を売りに行かせられるという子どもや、親が逮捕されている子も。
「学校は無料だから行けてる」との事でしたが、「悪い事はしちゃダメだよ」とお話ししました。
きちんとした教育を受けられていないからか、お弁当欲しさのあまりからか、即しても並ぶことの出来ない子どもたち。
フィッシュマーケットの近く尚且つ小さな汚れた川の近くということもあり、匂いもキツイ場所でしたが、お弁当を受け取った子どもたちはそこに住む人のテーブルやベッドを借りてとても楽しそうにお弁当を食べる姿。フィリピンの子どもは「明るくてたくましい!」
お弁当は120食用意したのですが、川の反対側にも小さな家がたくさんあり全然足らなかったので、近いうちに対岸でもいーふらん子ども食堂を行いたいと思います。
お弁当の中身は、チキンスイートアンドサワー、たまご入り野菜炒め、ライス、りんご、ビスケット、ミロ、栄養補助ミルク、シトラスグリーンティー(ジュース)です。
引き続き「いーふらん子ども食堂」はセブ島に住む貧困地域の子どもたちへ、栄養のある食事と笑顔を届ける支援活動を続けてまいります。
配給時の様子

















